配列オブジェクト
配列は複数の他のオブジェクトを管理するために使うオブジェクトです。変数では1つのオブジェクトを管理していましたが、配列では複数の変数をまとめて管理するようなものです。
配列もオブジェクトの1つです。配列オブジェクトを作成するには複数の方法がありますが、最も簡単な作成方法は次のように記述します。
[オブジェクト1, オブジェクト2, ...]
括弧[]で囲んだ中にオブジェクトをカンマ(,)で区切って記述します。
配列は要素と呼ばれるものを複数持っており、1つの要素が1つのオブジェクトを管理します。
具体的には次のように記述します。
array = [2005, 2006, 2007, 2008]
4つの要素を持つ配列を作成し、各要素には引数に指定したオブジェクトが代入されます。例えば変数を使って同じようなことをする場合は次のようになります。
array1 = 2005 array2 = 2006 array3 = 2007 array4 = 2008
変数では1つのオブジェクトしか管理できませんので4つの変数が必要となります。これに対して配列では複数のオブジェクトをまとめて管理することができます。
また変数がオブジェクトそのものを複製して格納するわけではなく、オブジェクトを参照する名札としての役割だったのと同じように、配列の各要素もオブジェクトを格納するのではなく、オブジェクトを参照する名札となっています。
配列には異なった種類のオブジェクトを指定して作成する事も出来ます。
array = ["山田", "太郎", 1992, 12, 31, "男性"]
配列の各要素にはどのようなオブジェクトでも代入することができ、同じ配列の要素には異なった種類のオブジェクトを代入する事も出来ます。
では次のページから配列の詳しい使い方を確認していきます。
( Written by Tatsuo Ikura )