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数値クラスを変換する
数値のクラスとしてはIntegerクラスとFloatクラスがありますが、それぞれのクラスで作成した数値を別のクラスの数値に変換する方法を確認します。
まずIntegerクラスの数値をFloatクラスの数値に変換します。Integerクラスで用意されている「to_f」メソッドを使います。
to_f
整数を浮動小数点数に変換します。実際には次のように使用します。
num = 10.to_f
変数「num」にはFloat型の値「10.0」が格納されます。
次にFloatクラスの数値をIntegerクラスの数値に変換します。Floatクラスで用意されている「to_i」メソッドを使います。
to_i
浮動小数点数を整数に変換します。このメソッドを使う場合には小数点以下を切り捨てて整数に変換します。実際には次のように使用します。
num = 12.67.to_i
変数「num」にはInteger型の値「12」が格納されます。
また「to_i」メソッドと同じ利用方法として「truncate」メソッドが用意されています。
truncate
使い方は「to_i」メソッドと同じです。
num = 12.67.truncate
サンプルプログラム
では簡単なサンプルで試してみます。
#! ruby -Ks num = 10 print("元の値は", num, "です¥n") print("Float型に変換すると", num.to_f, "となります¥n") num = 14.87 print("元の値は", num, "です¥n") print("Integer型に変換すると", num.to_i, "となります¥n")
実行結果は次のようになります。
( Written by Tatsuo Ikura )